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日本農業実践学園 日の出春の学園夏の畑秋・イチョウ冬・ウメ雪の畑
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進路状況・卒業生の声

 
松井眞一さん
1)お名前
    松井眞一(マツイシンイチ)

ご家族と一緒に。
2)経 歴
 
平成15年3月 農林水産省林野庁退職
平成15年4月 日本農業実践学園専修科入学
平成16年3月 日本農業実践学園専修科卒業
平成16年4月 栃木県芳賀郡茂木町にて新規就農
3)就農地と経営内容
   栃木県芳賀郡茂木町小貫1107
野菜有機栽培(トマト、キュウリ、ナス、シシトウ、ピーマン、カボチャ等の果菜類、人参、大根、かぶ等の根菜類、ホウレンソウ等の葉菜類を周年通じて40種類程度)を7反(うち、作付け用パイプハウスは2棟300u)で耕作している。米は自給用水田を1.5反程度耕作している。
他に養鶏場(12坪。50羽程度飼育)、ヤギ2頭。犬1匹。
販売は、宅配と直売所へ出荷を中心にしている。

育苗ハウスにて。ハウス奥には踏込み温床があります。
4)現在取り組んでいることを教えてください
   循環型の生活・農業の実践を基本に、生活雑排水も微生物の働きを生かして自家処理し農業用に再利用するなど、持続可能な無駄のない循環の仕組みをできるだけ意識するようにしている。
また、環境NPO法人オリザネット(埼玉県)と協働により、環境との調和と求める農業を実践的に学べる場を提供する農業者向けの講座「環境保全型農業小貫実践塾(全20回)」を平成18年度から開講。加えて、子どもたちに田んぼを通じて命の大切さを伝える体験講座「親子でワクワク田んぼの学校(全4回)」も開校している。
加えて、茂木町で新規就農した者をメンバーとした「茂木ゆうきの会」によるグループ活動(即売会の実施や研修会の開催、町内外へのPR活動など)にも積極的に関わっている。

親子でワクワク田んぼの学校にて(後列中央が松井眞一さん)。
5)就農を目指す在校生へアドバイスを
 
○就農しての感想
農業は地道で真っ当な営み。特に、有機栽培は自然のシステムを理解していこうという姿勢を絶えず持ち続け、観察を繰り返していかないと本物の農産物は作っていけないと実感する。
○就農して良かったと感じる点
収入は前職と比べれば減っているが、農と暮らしが一体となった生活には満足しているところである。
また、子どもと向き合う時間も多く、子どもの成長にとって、この地区の環境は他に代えることできないものがたくさんあると感じている。
○就農して苦労した点、また苦労している点
借地した畑は、すべて耕作放棄地であったので、土づくりに時間がかかる。特に1年目から収量を期待することは難しい。
販売の面からは、有機栽培農産物としての特別なルートは持ち得ていなかったため、現在、宅配と直売所の組み合わせにより行っているが、経営を安定させる段階に至るまでには時間がかかるのが現状。有機栽培に見合った価格と全量販売に向けた販売方法の多様化・合理化が必要であり、複数の販路を模索しながら検討しているところである。
作業効率の面からは、結果として作業の無駄が生じることが多く、限られた労働力をいかに効率的に行っていくのかが課題。
○就農への準備に当たって
就農地は、個々の事情等があるが、自らの農業スタイルをよく考えながら、時間をかけて選択したほうが、初期のつまずきを少なくすることができると考えている。
また、特に、有機栽培による作物づくりを希望する場合は次のことを考えておいた方がよいと思う。
 ・農業を単に生活を支える収入手段として考えない
 ・農業・環境・食生活における現代の課題を一体的なものとして捉えて、
  自ら何が実践できるのかを考える。
加えて、収入に見合った支出を考えるという点でも、暮らしの豊かさをどこに考えるのか、支出をどう抑えていくのかを併せて考えることも必要。

自宅前の水田わきにビオトープを作りました。
6)その後の近況
 
2006年10月15日、松井ファームで稲刈り体験が行われました。学園からは学生と職員あわせて6名が参加。オリザネットの方々と一緒に稲刈り体験をしました。もちろん松井夫妻も一緒です。

まず麻ひもで長靴を縛ります。
田んぼの泥にはまったとき、足だけ長靴から抜けてしまうのを防ぐためです。


鎌を使って手刈りしていきます。
足場が悪いので、手渡しで刈ったイネを畦に並べます。

刈ったイネは用意した稲わらで縛って、小さな束にまとめていきます。

松井夫妻のおもてなしで昼食です。なごやかな空気が流れます。

午後からは、はざがけ作業に入ります。竹で台を組んでいきます。

はざがけも無事終了。お疲れ様でした。
 
 
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